プログラミング教育が2020年から必修科になるにあたって最近プログラミングスクールに通う子供達も増えていますよね?
親世代でIT知識がとぼしくパソコンは苦手という方は、プログラミング教育と言われてもなんのことやらという方もいらっしゃるようです。
僕はプログラミング教室で子供にScratchというビジュアル言語を使ったプログラミングを教えているので、実体験も踏まえて身近に感じてもらえるように書きました!
今回は、子供向けプログラミング教室が増えた理由から、プログラミングの必要性を解説して、おすすめの子供向けプログラミングスクールを10選にまとめています!
「子供をプログラミング教室に通わせようか迷っている。」という方はこの記事を読めばどのプログラミング教室に通わせればいいか判断することができるでしょう。
各スクールは無料体験を行なっているので、お子さんと一緒に実際に体験してみて、お子さんが楽しめるかどうか試してあげて下さいね!
子供向けプログラミング教室が増えている
GMOメディアと船井総合研究所が2018年4月23日に発表した調査結果より明らかになった子供向けプログラミングスクールの市場規模増大。
子ども向けプログラミング教室市場規模は、現在急増中で、2013年に6億6,200万円だった市場規模は、その5年後の2018年には、約13倍となる推計90億7,100万円に拡大しました。
この急激な市場拡大の要因は、2020年からはじまる小学校でのプログラミング教育必修化の影響があると言えます。
2023年には、2013年の約34倍の市場規模となる226億4,000万円に上ると予測しています。
2013年に750だったプログラミング教室の数は、2018年には4457と約6倍に増え、2023年にはその数が1万1127に達すると予測されているんですよ。
教室数の水位グラフ(船井総研推計)
子供向けプログラミング教室は、ロボット製作とプログラミングをかけあわせた「ロボット・プログラミング教室」と、プログラミング技術の習得に特化した「プログラミング教室」に大きくわかれます。
2013年の時点では全体のおよそ9割が「ロボット・プログラミング教室」でしたが、最近はプログラミング技術の習得に特化したプログラミング教室が増えてきています。
2023年には技術習得に特化したプログラミング教室の割合が全体の約4割を占め、今後主流になっていくだろうと予想されています。
子供向けプログラミング教室が急増した理由
2010年までの子ども向けプログラミング教育の市場は、一部の企業がイベント的に開催する「プログラミング体験」が中心の小規模市場でした。
しかし、2013年に政府の成長戦略に、プログラミング教育を含むIT教育を義務教育から進めていくことが盛り込まれてから、プログラミングスクールの需要が少しづつ高まっていきました。
さらに、2020年度から小学校でのプログラミング教育必修化が決まると、フランチャイズや大手学習塾が我先にとプログラミング教育市場に参入をはじめました。
今後のプログラミング教育は、この市場拡大の流れを受けて、”子どもの習い事”という認識が一般化されていくと言われています。
今後IT人材の不足が深刻化する
この表は、経済産業省により平成28年6月に発表された国内のIT人材の最新動向と、将来推計に関する調査結果です。
この図を見てもらうとわかるのですが、今後IT人材の需要は増えていくのですが、人材はどんどん不足数が大きくなっていくと予想されています。
IT人材の増やすことを国の政策として推進したい考えがあり、プログラミングが小中高で義務教育化となったのです。
国が地方財源措置
国は、プログラミング授業を行う教師をサポートする指導員や、ICT環境を整備するための地方財源措置を講じています。
文科省は2020年度からの新学習指導要領を見据えた教育のICT環境整備計画を策定していて、計画の実施費用を捻出するため地方財政措置も130億円ほど予算が引き上げられました。
小学校への教材のセールスなどは一旦落ち着いた感もありますが、2021年には中学校でのプログラミング必修化が始まるので、今後はそちらへの業者のアプローチも増えていく見込みがされています。
子供向けプログラミング教室を選ぶポイント
子供が楽しんで取り組める
プログラミングスクールのカリキュラムは各教室によって様々です。
カッチリしたカリキュラムを組んでいるところもあれば、生徒の自主性を尊重して自由な創作を推進しているスクールなどもあります。
そんな中で最も大切にして欲しいのは「子供自身が楽しんでいるか」です。
もし、面白くないと思いながらイヤイヤ取り組んでしまうと、プログラミングに苦手意識を持ってしまうかもしれません。
教室を選ぶ際のポイントは以下のようなものです。
- マンツーマン、もしくは少人数制か
- 生徒一人一人に合ったカリキュラムになっているか
- 体験受講ができるか
- 保護者も一緒に学べる場があるか
やりたいレベルや目的に合っているか
プログラミングは、何を学びたいのかが特に重要になってきます。
初めてプログラミングを学ぶのであれば、難しいコーディングではなく、Scratchなどの分かりやすいビジュアルプログラミング言語や、ロボットを使ったプログラミングを教えているスクールが良いでしょう。
僕が教えている教室でもScratchを使って学習を行なっています。
もしくは、ある程度はプログラミングを体験していて、本格的にコーディングを学びたいということであれば、そういったカリキュラムを設定しているスクールを選びましょう。
料金や開講時間など
プログラミング教室は、子供の習い事の中では安い方ではないので、料金も予算に合うものが良いでしょう。
プログラミング教室では以下のような料金がかかります。
- 入会金
- 月学授業料
- 教材費
- レンタル費(パソコンがない場合)
時期によっては入会金が無料であったり、キャンペーンで色々と割引をしているスクールもあるので事前に調べると良いでしょう。
通う時間帯なども。オンラインでなければ送り迎えなどがありますし、家庭の都合がつく時間帯や場所で開講している教室にすることもポイントですね。
子供向けプログラミング教室おすすめ6選
自考力キッズ
自考力キッズは小学校3年生以下が対象のプログラミングスクール。
毎月、パズルとロボットとプログラミングの3種類のカリキュラムに取り組む2年間のコース制になっています。
それぞれ1つだけでも習い事として成立している能力開発系の人気コンテンツが、 まとめて一つの教室で始められる唯一の教室です!
いくつも習い事をすると送り迎えや曜日時間の調整をするのが大変ですが、自考力キッズなら1箇所でまとめることができて嬉しいですね。
自考力キッズは、現在加盟教室数が全国40都道府県に約500教室となっており、お近くに教室があるかを公式ページにて調べることができます。
英語版のカリキュラムがインターナショナルスクールで採用されている実績もあり、上級スクールの「エジソンアカデミー」への接続も可能です。
料金は教室によって変わるので、お近くの教室で確認してみてください、入会金が0円の教室もあるようです。
無料体験教室がとても人気なので、ぜひお近くの教室でお子さんと一緒に体験してみてくださいね。
LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは、子どもの創造力を解き放つ、IT×ものづくり教室です。
プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといった、テクノロジーを活用したものづくりの機会を提供しています。
新しいアイデアや方法を自分で考え出し、形にするための試行錯誤を繰り返すして、自分で答えをつくり出す力を身に着けることで、子どもたちの未来の可能性を広げます。
首都圏13教室にて、2600名以上生徒が通塾中です。
LITALICOワンダーではオーダーメイドカリキュラムを提供し、子供の興味や特性、ペースに合わせて、1人ひとりに合わせた学び方を考案しています。
ゲームプログラミング以外に、ロボットやデジタルファブリケーションなど、ものづくり系コースもあり、 横断的に様々な技術に触れる機会があるため、自分にあったものに出会うことができます。
テクノロジーを活用したものづくりを通じて、将来活きる力や知識を育てながら、 自分で考え形にする経験を大切にする方針を打ち出しています。
自分に合った学び方や、得意なことから伸ばす経験をすることで、 自尊心を育て、創造力や試行錯誤する力を育むことを目指しています。
料金は
- 入会金:15,000円(税抜)
- 授業料:11,000円(月2回)、18,000円(月4回)
- 教材費:1,000円(月2回)、2,000円(月4回)
- 教室運営費:1,500円
となっています。
満足度90%以上をほこる体験授業(60分)を、無料で2コマまで受けることができるので、首都圏の方は体験教室に参加してみるのがオススメですよ。
口コミまとめ記事はこちら!
エジソンアカデミー
先述した「自考力キッズ」の上級版nエジソンアカデミーは加盟教室数、国内最大級の子供向けロボットプログラミング教室で、2018年の経済産業省「第7回ものづくり日本大賞」で特別賞を受賞しています。
「アーテックエジソンアカデミー」は学校教材メーカーのアーテックが 長年教育現場で培ったノウハウを活かし開発したロボット教材と、 MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発した子供向け教育用ソフト 「スクラッチ」をベースにロボット用に改良したプログラミング環境を使った、 他社にはないオリジナルのカリキュラムでプログラミングを楽しく学べる画期的なスクールです。
エジソンアカデミーは現在、加盟教室数全国45都道府県に約900教室でプログラミング教室としては、圧倒的な数をほこります。
お近くの教室は公式ページから簡単に検索することが可能です。
初回授業からプログラミングが出来て、ロボット作りとプログラミングの両方が体験できるのが特徴。
毎月1体のロボットを制作する充実したカリキュラムで、スクール終了後も楽しめる教材に作られており、ロボットコンテストの国際大会(URC)に出場することも可能です。
低学年向け講座「自考力キッズ」から受講すると最大5年となり、確かな技術力や創造性を身に着けることができるでしょう。
エジソンアカデミーはゼネラルリサーチのプログラミングスクール・教材調査で「保護者が通わせたいプログラミングスクール」や「学校の先生が選ぶプログラミング教材」など、5冠を達成していて今非常に人気のあるプログラミングスクールです。
料金は教室によって変わるので、お近くの教室で確認してみてください、入会金が0円の教室もあるようです。
エジソンアカデミーでは無料体験教室を行なっているので、お近くの教室で是非体験教室を受けてみてくださいね。
D-SCHOOLオンライン
D-SCHOOLオンラインは、自宅で映像で安価に学べる新感覚の小中学生向けオンラインコースです。
子供達に絶大な人気を誇るマインクラフトをはじめ、英語&プログラミング、やロボットプログラミングの各コースを展開しています。
マインクラフトを使って-SCHOOLが独自に作ったソフトを使って進めていくコースがあり、マインクラフトで実際に出て くるブロックを使うので楽しく学習していくことができます。
算数や理科の要素も取り入れながら、プログラミングを学習していく土台作りをしていきます。
英語&プログラミングコースは、英語とプログラミングを使いながら、 自分だけのロールプレイングゲームを作っていく新感覚のコースです。
英語もプログラミングも使うことが大事なので、たくさん使いながら、ロールプレイングゲームを作って理解や技術力を深めて行くように作られています。
ロボットプログラミングもあるので、興味のあるコースをオンラインで学べる手軽さが魅力ですね。
料金は
- 入会金:無料
- 月額¥3980
ロボットプログラミングコース以外は、14日間の無料体験を実施しているので、オンラインで気軽に初めてみるのもオススメです。
スタープログラミングスクール
スタープログラミングスクールは小学校低学年から中学生が対象のプログラミングスクールです。
都内7教室をはじめ、全国に展開、4つのコースがあり、小学校低学年から学べるタブレットプログラミングのコースもあれば、本格的なプログラミングコーディングを学べるコースもあります。
成果発表の機会が月1回程度あるので、アウトプットの場を設けることで、学んだことが着実に身に付いているのを実感していけるようになっています。
料金は
- 入会金:6,000円(税抜)
- 月会費:2,000円(税抜)
- 受講料:7,000円〜12,000円(税抜)
タブレットやパソコンは教室のものを借りることもでき、割引価格で購入することもできます。
Tech Kids School
Tech Kids School(テックキッズスクール)は、サイバーエージェントの子会社「CA Tech Kids」が運営する小学生のためのプログラミングスクールです。
2013年に設立され、延べ3万人以上の小学生にプログラミング学習の機会を提供しており、全国各地に直営校とパートナー教室があります。
Tech Kids School では、プログラミングの知識や技術を身につけることはもちろんのこと、設計する力、表現する力、物事を前に進める力などの力を育み、「テクノロジーを武器として、自らのアイデアを実現し、社会に能動的に働きかけることのできる人材」の育成を目指しています。
授業は1コマ120分で、欠席の場合は振替可能、一斉学習ではなく、個別学習スタイルなので、子供に合わせた学習を進めることが可能です。
料金は
- 入会金:無料
- 受講料:19,000円(税抜)
- パソコンレンタル費:4,000円(税抜)
となっています。
子供の頃からプログラミングを学ぶメリット
子供の頃からプログラミングを学ぶとどのようなメリットがあるかについて解説します。
論理的思考力が身に付く
プログラミングはコンピューターに一つ一つ命令を出して、目的とするゴールにたどり付かせるためのスキルと言えます。
達成したい目標のためにはどんな手順でそれを行えば良いのかということを繰り返し考えるので、物事を筋道立てて考える力がつくのです。
うまくいかないときは、どこを改善すれば目的にたどり着けるかを考えるクセもつくので、問題解決能力が高まります。
集中力が身につく
プログラミングは一つ一つのプロセスを順序立てて組手てていく必要があるので、集中しないとプログラミングすることができません。
近年のプログラミングスクールのカリキュラムでは、子供も楽しんで集中できる内容で作られています。
ブロック遊びや、プラモデル作りが好きな子供などはロボットプログラミングなどから経験することで、すんなりとプログラミングに入っていけるでしょう。
無理やり子供にさせるのではなく、好きなことを伸ばす形でプログラミングに取り組むことで、集中力が高まり技術力も伸びて行きます。
モノを制作することの楽しさが身に付く
プログラミング学習は、小学校である他の教科のように暗記型のものではなく、実際にプログラムを組んで操作を実行していく実践型の学びとなります。
ロボットを組み立ててプログラミングをして動かしたり、コードを組み立ててゲームを制作することにより実際にプレイすることが出来ます。
このように、プログラミングを通して、何かを制作して動かすという体験をすることが刺激になり、学習意欲が高まり、新しいことを学ぶことに意欲的になれる効果が期待できます。
今後の社会で非常に必要とされるスキルが身に付く
先述したように日本のIT人材不足は深刻で、今後さらに人材不足は加速し、IT人材の確保が急務の課題となっています。
子供の頃からプログラミングを学びIT知識を身につけることで、市場で必要とされる人間になり、収入も高くなり、社会のリーダーになれる可能性も高まります。
プログラミング学習は基本的なITリテラシーを身に着けるきっかけにもなるので、スマホやSNSが一般化した現代において必要な考え方を自然と身につけていくことができます。
すぐあきらめない精神力が身に付く
プログラミングは往々にして、失敗やエラーなど上手くいかないことと向き合う場面が多いです。
スラスラと一度だけ書いたコードで全てが問題なく動くということは、あまりありません。
意図した動作に繋がらない時に「どうすれば改善することができるか」を考える癖がつくので、何か課題や問題があった時に向き合う精神力が養われます。
親が気をつけること
学習環境を整える
プログラミングはスクールで学ばせるものと考える方は多いかもしれませんが、環境を整えてあげれば自宅でも、予習復習など自主学習を進めることができます。
子供向けプログラミングを学べるアプリもあるので、タブレットがあれば自宅でもプログラミング学習を進めることができます。
パソコンがあればScratchなどのオンラインで利用できる学習ツールにアクセスするのが良いでしょう。
また、親が子供の想像力を刺激するような言葉かけをすることで、学習の意欲を高めることもできます。
「車の鍵はボタンを押すと開くね、これもプログラムだね」
「パソコンの電源をつけるために押すボタンはどれにプログラムされているかな?」
「テレビのリモコンはボタンとチャンネルがどのような関係にプログラムされているかな?」
などなど親子で考えていくプロセスを大切にしましょう。
無理にやらせて苦手意識を与えない
プログラミングは分からないことを一つづつ紐解いて、解決していく謎解きゲームのような要素もあります。
上手く進まない時に、サポートして一緒に進めてあげないと「自分にはできない」と決めつけてしまって、以降プログラミングに対して苦手意識だけが先行してしまうようになるのはよくありません。
分からないところがあれば、検索の仕方を教えてあげたり、調べてあげてヒントを与えたりすることで、次の段階に進めば子供が「自分はできる」と自信をつけることができるので、意欲も高まって行きます。
いきなり難しいことをやる必要なないので少しづつプログラムを進めていくことの楽しさを実感させてあげるようにしてあげると良いですよ。
保護者も一緒にプログラミングの勉強をする
子供だけがプログラミングを学べばそれでOKとなるのではなく、自分も共に学んでいくことで、親子のコミュニケーションにも繋がりますし、子供からの信頼度を高めることもできます。
プログラミング初心者の方であれば子供と同じ気持ちになって学べますし、並走して学習することで子供がつまづいている場所も先回りして教えてあげることも十分可能です。
楽しみながらプログラミングを学ぶための導き役になってあげるつもりで、ぜひプログラミングを学んでみましょう。
今回のまとめ
子供向けプログラミング教室のおすすめ5選と必要性の解説まとめ!いかがでしたか?
2020年からプログラミング必修科に向けて待った無しの状態ですが、肝心なことは子供たちが自分の頭で考えて問題を解決できる能力を身につける点にあります。
課題と向き合い、どうすれば答えを導き出せるか、出したい結果を出すためには何から始めればいいかなどを考える力がつけばどんな分野にも活かすことができます。
もちろん親も一緒に子供と考えながら学習を進めることで、自分自身の日常にも良い刺激になることと思います。
「プログラミング教室に通わせようか、どうしようかな?」と考えている親御さんはまず一度無料体験を受けさせてみるのが非常おすすめです。
何でもやってみないと合っているか合っていないかさえわかりませんし、子供が実際にプログラミングに取り組む姿をみれば判断がしやすいと思います。
ぜひ今回の記事を見て気になった教室があれば公式ページから問い合わせてみて下さいね!
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