どうもケンサーフ(@Kensurf01)です。
愛されるコミュニティの条件について、気づきを得る出来事がありました。
自分が青春時代を過ごした滋賀の老舗クラブ
初日で目標金額達成!めちゃめちゃ支援金集まりそう。
どれだけ愛されてるかがよく分かるよね、さすが。CAMPFIREで「 滋賀CLUB MOVE 存続支援プロジェクト 」の支援者になりました! https://t.co/T7zB8EwMZO #夢見る人をはじめる人に @CLUBMOVESHIGAより
— ケンサーフ🏄♂️起業複業成功コンサル (@Kensurf01) May 12, 2020
ボクの地元にある滋賀CLUB MOVEが、コロナウイルスの影響で経営存続の危機に見まわれ、クラウドファンディングで支援プロジェクトを立ち上げたのです。
公開1日で目標金額の150万円を達成し、支援者は200人を超えています!
まだまだ支援の手は増えるでしょう。
滋賀CLUB MOVEが
「なぜ1日で200人以上の人から、目標金額150万円を超える支援金を集める事ができたのか?」
それは「愛されるコミュニティの条件」を満たしていたからです。
「人が集まるコミュニティ」とはどういった場所なのか?
ビジネスをされている方は特に気になる内容だと思うので、最後まで読んで自分の行動に落とし込んでみてくださいね。
愛されるコミュニティに必要な条件は「主催者の情熱」と「多様性の居場所」
今回、CLUB MOVEが存続支援のクラウドファンディングを行い、1日で支援目標を達成した理由は
「CLUB MOVEに関わった人たちから愛されていた場所だったから」なんですね。
今回の支援プロジェクトの動向から見えた「愛されるコミュニティの条件」は
- コミュニティの主催者(今回はCLUBオーナー)が、そのカルチャー、提供できる価値を愛している
- 多様性を認めて受け入れる場所である
という2点にあります。
CLUB MOVEがどのような場所で、どんなストーリーがあるのかを見ていきましょう。
1.オーナー自身がDJでミュージックカルチャーを愛している
CLUB MOVEのオーナーであるK-SUKEさんがどのような人物なのかを見てみましょう。
DJ K-SUKE
滋賀県大津市生まれ。CLUB MOVEオーナー/ DJ。1986年頃より、藤原ヒロシ氏とRUN DMCに衝撃を受けDJ活動を開始、その後RARE GROOVE、UK BREAK BEATS、HOUSE、GARAGE等の影響を経て、80年代後半よりHOUSE DJとして、当時KYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也氏が店長を務めていた京都のCLUB CONTAINERを中心に大阪、滋賀等でも幅広く活動する。97年滋賀初の本格的クラブ「 CLUB MOVE 」をオープンする。92年よりスタートした自身がオーガナイズするMUSIC PARTY「 HARMONY 」(現在CLUB MOVEにて毎月最終土曜日に開催) は、2020年で28年目を迎え、多彩なゲスト陣のPLAYはもちろん、K-SUKE自身のOPEN MINDなルーツから繰りだされるNYダンスミュージックスピリットを受け継ぐジャンルを越えたGOOD MUSICを自在にMIXするスタイルが、多くのクラウドを惹きつけ続けている-Camp fire クラウドファンディングページより引用
オーナーのK-SUKEさん自身が、誰よりも音楽を愛し、ミュージックカルチャーの醸成・発展と共に生きていきたいという情熱を強く持っています。
過去には風営法の規制などもありましたし、半端な気持ちでは個人でのクラブ経営は継続していく事はできないでしょう。
経営者の責任感というだけではなく、純粋に心から「音楽とクラブカルチャーが好き」で生まれている情熱だと推察できます。
というのも、ボク自身が若い頃にCLUB MOVEのステージでライブさせてもらったりして、演者側で関わっていたんです。
K-SUKEさんのお人柄とか、静かに燃え続ける強い情熱みたいなものは肌で感じていたんですよね。
K-SUKEさんがオーガナイズするイベント「HARMONY」を、CLUB MOVEオープン前から28年間ずっと続けているという事実も、彼が音楽とクラブカルチャーを本当に好きなことを感じさせてくれます。
オーナー自信がコアなミュージックラバーでアーティストなら、必然的に人脈もコアなものになり、魅力的なゲストを呼んでパーティーを開催できますよね。
本物の情熱を持っている人が、お店に行けばいつもそこにいるのだから、魅了されたファンは「また行きたい」となります。
多様性を認めて受け入れる場所である
CLUB MOVEオーナーのK-SUKEさん自信はHOUSE DJですが、CLUB MOVEではHOUSE以外の音楽イベントも盛んに行われています。
以下、CLUB MOVEの紹介文です。
1997年4月にオープンの、滋賀県で絶大な人気を誇る老舗クラブ。月曜日から木曜日まではノーチャージのDJバーとしてオープン。週末はハウスを中心としてレゲエ、テクノなど、さまざまなジャンルの良質なパーティーを常時開催。初めての人でも温かく迎えられるアットホームなクラブを目指しています。また、クラブのオーナー(K-SUKE)自らプロデュースする1992年から始まったイベント「HARMONY」では、DJミキサーの名機「UREI1620 ウーレイ」の音を堪能できる。-Camp fire クラウドファンディングページより引用
HIPHOPのイベントをやっていることもあれば、J-POPナイトをやっていることもあったし、ROCKがかかっている時もあったんじゃないかな。
ユーザーの絶対数が少ない地方だからという部分もあるかもしれませんが、多様なジャンルのアーティストやユーザーが集う場所になったからこそ、CLUB MOVEのアットホームな「居場所感」が醸成された要因だと思います。
メインはHOUSEのパーティーですが、CLUBの方針として「HOUSE系しかやらないよ」って言うスタンスだったら、こんなに息の長い箱にはならなかったと思いますね。
趣味嗜好はそれぞれ違いますから、好きな音楽のジャンルも当然違うわけで、そういった人たちを変に区別せず、集まれる場所を提供し続けたことが、流行りすたりで倒れない多様な基盤をつくるポイントになったんですよね。
クラファンのページにも書いてありますが「初めての方でも温かく迎えられるアットホームなクラブ」を目指して営業してきたからこそ、新規のお客さんが絶えない雰囲気で、人の流れが滞らないクラブが出来上がったんでしょう。
クラウドファンディング公開1日で支援目標を達成した1つの理由
CLUB MOVEはコロナウイルスの感染防止の流れで、2月頃からイベントの中止が出はじめ、4月の緊急事態宣言に伴って営業自粛を余儀なくされていました。
当然、イベントを開催しているオーガナイザーや演者、普段からのユーザーは、営業自粛による経営難が伝わっていたでしょう。
しかし、平常時のユーザーの支援だけでは、1日でクラウドファンディングの目標金額を達成する事はできません。
超スピードで支援の輪が広がったのは、CLUB MOVEに思い出のある人たち、その場所の空気を知っている人たちが「無くなったら、もう1度あの場所を作る事はできない!」と言うことを瞬間的に理解したからです。
「初めての人にもウエルカムでアットホームなクラブ」この言葉からも感じられるように、音楽を媒体とした「人間味や愛」を伝え続けていた場所だったからこそ、自然と支援したくなる気持ちが湧き上がったんですよね。
ボク自身が何度もお世話になった場所だからこそ、その感覚を肌で感じる事ができました。
青春時代にトバされまくったラッパーILL BOSTINO”(THA BLUE HARB)からの応援メッセージも載せておきます。
その箱があったからその土地と繋がれた。滋賀は膳所にある老舗中の老舗。ここでずっと続いてきた物語に我々のライブも書かれている。あとはDJ YAKKOを聴きに遊びに行った夜も。辿り着いた日曜の朝、パーティーに必要な全てがあった。エキストラじゃない。不特定多数じゃない。通りすがりじゃない。その土地に根付くという事。そういう箱はもう少なくなった。無くなったらまた造るとか言っても、ここまでの時間を想うととても出来ない事があって、ならば続けていく以外に道はない。まるで一夜のパーティーのようだ。そう、夜明けまではまだ遠く、諦めてステップが止まりそうになるが、ここを乗り越えたらきっと、、という局面だ。ここは長い曲の暗黒の間奏部分さ。シリアスなダンサーなら解ってくれるだろ?ここでの苦労、献身、善意に報いる曲は、未来できっと待っている。信じて救われた事はそこで何度もあった。俺等も生き残る。皆も、箱も、生き残る事を切に願っています。
お力添えをよろしくお願いします。ークラウドファンディングページより引用
今回のまとめ
滋賀の老舗クラブ「CLUB MOVE」が経営難によるクラウドファンディングを実施した事で、「愛されるコミュニティ」が生まれるヒントが見えました。
一時的な流行りすたりではなく、自分のコアから発信される思いを、世の中にサービスとして提供する事で、コロナ禍のような状況でも乗り越えるカードを見つける事ができます。
ビジネスをされている方、またはこれからビジネスを始める方は、あらためて「愛されるサービス」を作るために、自分の情熱や理念、関わり方を見直してみると良いでしょう。
ちなみに、CLUB MOVEの返礼品はいくつかあるんですが、カワイイTシャツがリターンにあったので、ボクはそれを選びました。
リターン品を選びやすくすることも素早く支援金を集めるポイントですね。
それでは、また。
当サイト管理人のケンサーフは、起業・復業におけるコンサルティングを行い、ビジネス成功のためのお手伝いをしています。
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