どうもケンサーフ(@Kensurf)です。
先般、こんなツイートをされている方がいらっしゃいました。
「「好きなことで生きていく」が「嫌なことから逃げて生きていく」と同義語化していると私は感じていて、でも「好きなことで生きていく」は「嫌いなことで生きていく」より遥かに険しい道のりで、つまり嫌なことから逃げて生きていきたい人では到底、達成できない困難な生き方であると私は感じるのだった」
-長谷川良品|放送作家
このツイートに対して引用でこんなツイートをしたのですが
元ツイート主さんは、違う意見をお持ちで、それを変えたくないご様子でした。
結果ディスカッションする間もなく、ブロックされて終わってしまったのですが、結構面白いトピックだなと思ったので、記事にすることにしました。
「好きなことで生きていく」ために超えなければならないハードルについて、解説していきます。
好きなことで生きていくことの難しさ
「好きなことで生きていくこと」は、何が難しいのか?
「自分の好きなことだから簡単じゃないの?」
と思う人もいると思います。
好きな事で生きていく=仕事にする
と言うケースに絞って考えてみた場合は、非常にハードルが上がります。
例えば、「音楽が好き!ミュージシャンになりたい!」と思って、ミュージシャンとして一生稼ぎ続ける場合、考えることが山ほど出てきます。
売れる楽曲の制作はもちろん、実際のライブでの定評、動員、関係者との調整、スケジューリング、自分がやりたい方向性との格闘(よく聞きますよね)
そもそも才能がないと売れる曲を書くことも難しいですし、ライブの集客も一筋縄ではいかない、事務所に所属すればマーケティングを任せることもできますが、結果が出るかわからないし、売り上げは給料制で生活にカツカツなんて言う事例はザラにあります。(元ミュージシャンなので結構この辺の事情も詳しいんですよね。)
職人として生きられるか?
「好きなことで生きていく」の意味を”仕事”というピンポイントで捉えた場合は、「好きなことでマネタイズし続けられるか?」と言うことになります。
つまり、職人的になって「好きなこと」を「お金」と結び付け、それをずっと継続する必要がある、と言うことなんですよね。
そうなると、「そこまでして、好きなことの中に商業的要素を取り込めない・・・ツライ」となってくるわけです。
「それでもやり続ける」というスタンスを継続し続けられるかが
「好きな事で生きていく」=仕事
の方程式を成就させるためには、重要になってくるんですね。
そもそも仕事にしたいのか?
さて、ここで考えてみてください
「好きな事で生きていく」=仕事
この方程式でしか、「好きなことで生きていく」の概念に当てはまらないのでしょうか?
実際、そんなことはなく
「好きなことで生きていく」=ライフスタイル
という生き方も全然ありですし、むしろその方が自然ですよね。
ちなみに、「向き合う必要のあること」というのは、どんな生き方をする場合でも、フェーズによって発生するので、そこは覚えておいてください。
好きな事で生きること=逃げではない
好きなことで生きること=逃げること
と勘違いしている人も最近は増えていると言われますが、そうではなくて、本当に好きなことで生き続けるためには「未体験で怖い」こともやってみる必要があります。
自分の理想や目的を果たしたいのであれば、向き合う必要がある場面では、しっかりと足を踏み出さないといけませんからね。
漠然と恐れていることというのは、自分の世界が拡張する前の前触れであることも多く、そういったターニングポイントに差し掛かった時に、扉を開き続けられるかが「好きな事で生き抜く」ためには最重要になります。
この感覚というのは、何度も扉を開く事でインストールしていけるので、はじめの一歩を踏み出すことができれば、だんだん「自分の世界を変えること」に抵抗を感じなくなってきます。
迷わずいけよ、行けばわかるさ、のアレですね。
好きなことを”続けるため”に生きる
人によってスタイルは様々ですが、人生「仕事が全て」ではありません。
当然「好きなこと」が「仕事」でなければならないということも全くないし、それはあまりに窮屈な考え方ですよね。
生き方、働き方の多様性が高まっていく中で「好きなことで生きていく」という言葉の真意は、「好きなことをやり続けて生きる」という所に着地すると思います。
私の場合、好きなことは「サーフィン」であり、ライフサイクルの中に組み込まれています。
ですが、「サーフィンで稼いでいるか?」と言うとそんなことはなく、WEB制作、マーケティング支援、コンサルティング、などの仕事でマネタイズをしているわけです。
もちろん「仕事も好き」だと言えるので、「嫌いな事で生きている」部分は無しに近いですけどね。
最も好きな「サーフィン」をストレスなく続けていくために、最良のバランスを探り続けることが「好きなことで生きていく」スタイルの具現化だと思います。
今回のまとめ
好きなことで生きていく=仕事 と言う価値観に意識を狭めてしまうと、窮屈になって人生が楽しめなくなります。
行き詰まっているなと思う人は一歩引いたところから「自分のバランス」を俯瞰してみて見るのがいいでしょう。
好きなことが続けられる生き方を最良のバランスで実現することが、これからの社会で楽しむためのコツですね。
あと「興味を持てるし嫌ではない仕事」と言うのが、最も続けやすく、自分の気が向いた時にグッと研究することが出来たりするので、頭でっかちに暑苦しくならず、フロウする様に生きて見ることをお勧めします。
もし、ライフスタイルや生き方のバランスに関して、一度相談してみたいなどあれば、ワンタイムセッションを受けていただくのも良いと思います。
聞きたいことがあれば、Twitterやラインでメッセージしてください。
それでは、また。
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